RasberryPi3のソフトのアップデートは前回終わっているのですが、
実はまだ終わっていません。

もう一度、 
sudo apt-get update  
更に
sudo apt-get upgrade  
をしてみましょう。

 re-apt-get_upgrade
最後のほうに『保留:2個』と出ています。
皆さんのは出ていませんか?
(バージョンとタイミングによって起きないこともあります。)

この【保留】というのは
  1. holdマークを明示的に付けているとき
  2. そのパッケージを更新すると、ほかのパッケージが削除されるとき
    (要は他の依存関係にあるパッケージが削除されてしまう場合)
に発生するそうです。ただし、ほぼ危険はなく、アプリ単体では矛盾が出るので、
依存関係があると止めるというのがコマンドの趣旨みたいです。
ものの本には『カーネルをアップグレード』する。と説明されています。
流用率(依存性)の高い共通ライブラリみたいなイメージでとらえています。

で、対処法は、 
sudo apt-get -s dist-upgrade  
というコマンドで、一度シミュレートしてみるのがよいそうです。
【-s】はapt-getのオプションでシミュレートを意味しています。
【dist-】はディストリビューションの更新。

↓結果
dist upgrade

・・・なんか余分な答えが混じってますが、dist-upgradeすると、
更新の結果不要になったパッケージも削除対象として教えてくれるので、
こういうレスポンスが返ってきます。

というわけで、【-s】を取り除いて実行します(特に危険はないと判断しました/有ったとしても、再インストールすればよいので)。
sudo apt-get dist-upgrade  

結果↓
dist-upgrade_end2

死ぬほど長かった・・・
USBぶち抜こうかと思うくらい長かった。

さて、気を取り直して。

ついでに先ほど【dist-upgrade】で出てきた、『以下のパッケージが自動でインストールされましたが、もう必要とされていません:・・・・・略・・・・・これを削除するには 'apt-get autoremove' を利用してください。』
にも、対処をしておきましょう。
コマンドが3つほど出てきます。

sudo apt-get autoremove
sudo apt-get clean
sudo apt-get autoclean

上記の3つです。

【autoremove】:どこからも参照されていないパッケージを消す
【clean】:インストール時に一時的に保存したキャッシュファイルを消す
【autclean】 :古いキャッシュファイルを消す

要は、容量の確保とごみの掃除ですね。 

autoremoveの結果
autoremove
 
clean;autocleanの結果
autoclean,clean

この二つは意外とあっさり終わります。

さて、今回の最後です。

Raspberry Pi 3 のファームウェアを更新します。
このコマンドで、インストールの第一関門は終わりです。
sudo rpi-update  

結果
rpi-update_2

実施前のファームバージョンが 【4.4.34-v7+】でした。
で、現在のアップデートバージョンは 【4.4.38-v7+】に上がりました。

これでrebootすれば、更新完了です。 

reboot    #リブート  

おまけ

現在のLinuxOSバージョンやKernelバージョンは
lsb_release -a    #OSバージョン  
uname -a    #Kernelバージョン  
で、表示できます。

reboot前
raspi_firmver_1

reboot後
reboot_af

以上で、OSのインストールと、パッケージの更新、完了です。
長々とお疲れさまでした。