◆IPアドレスの固定化
 IPアドレスは、今のところルーターのDHCPサービス次第になっています。
 筆者の自宅では、末番2~64までが、リース可能な番号帯で、ルーターが末番1です。
 リース期間は48時間に設定しているので、大体固定されています。
 が、不意な停電や、ブレーカー落ち、ルーターとモデムのリセットなどで唐突にIPアドレスが変わります。
 (うちのルーター、パケットエラーが起こるとだんだん帯域狭めていくので遅くなる・・・・)
 
 DHCPサービス側で各MACアドレス情報に対して、固定のIPを貸し続ける設定もあるのですが、
 せっかくなので、RaspberryPi3側で設定したいと思います。 

 現在のIPアドレス↓
wlan0_ip


で、固定化の設定の仕方なんですが、普通Linux系だと設定ファイルを探しに行くと思うんですが・・・
Windows並みのダイアログあるんですね。びっくり。

画面右上の電波マークを右クリック >コンテキストメニュー > Wireless & Wired Network settings
ダイアログ出現

で、セッティングダイアログが出てきます。ダイアログ出現2


【Interface】の右の空欄リストボタンをクリックして【wlan0】を選択し、
IPアドレス以下、各欄を入力する。

IP設定変更

で、適用して、閉じる。

設定反映のため、【reboot】
 IP変更後_reboot

再起動後にIP設定の確認
IP変更後の確認
 

ちゃんと設定されていました。すごい・・・Linuxじゃないみたい。
(いつからこんなことできるようになったんだろう。)


◆おまけ(設定ファイルから確認)
 
LXターミナルを開いて
sudo nano /etc/dhcpcd.conf   
と打ち込んで、dhcpcd.confという設定ファイルをnanoというエディタで開き、
ファイルの最下部に以下の記述の追加をします。
(上記のダイアログから設定を行った場合はすでに記述が入っています。)
#IP Static   #これは筆者が書いた宣言コメント

interface wlan0    #アダプタ種類
static ip_address=192.168.11.101    #wlan0のIP
static routers=192.168.11.1     #ルータのIP(Gateway)
static domain_name_servers=192.168.11.1    #一般的にはルータと同じIP
static domain_search=           #筆者の家にはDNS代替サーバはいないため空欄

  
LXターミナルからのファイル読み出し
DHCP_設定呼び出し

dhcpcd.conf ファイル
conf_変更後確認

ついでにターミナルから

ifconfig  
と打ち込んで、ネットワーク周りを確認できます。

ifconfig画面

お疲れさまでした。

※raspbianでIP固定時の設定ファイルが『dhcpcd.conf』になったのは、
 最近のようです(jessieになってから?)。
 以前は、/etc/network/interfacesだったようですね